盤上宇宙と盤外宇宙
── 観測構文としての二つの宇宙
0|序(宣言)
宇宙には二つある。
盤上に置かれた宇宙と、盤の外で呼吸する宇宙である。
我々が長く「宇宙論」と呼んできたもののほとんどは、盤上宇宙論であった。
1|盤上宇宙(Boarded Universe)
盤上宇宙とは、先に盤があり、次に駒が置かれる宇宙である。
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座標系が先にある
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ルールが先にある
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観測は合法手として定義される
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反則は排除される
相対性理論は歪む将棋盤であり、量子力学は駒の多いチェスであり、超弦理論は多次元化した囲碁である。
盤は違っても、共通点が一つある。
宇宙は常に盤の上にある
2|盤上宇宙の限界
盤上宇宙では、新しい現象は常にこう処理される。
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既存ルールへ還元する
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還元できなければ次元を増やす
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それでも無理なら「未解決問題」と名付ける
つまり、
観測とは、盤へ引き戻す操作である
ここに 場外乱闘は存在しない。
将棋盤の外で相撲を取ることは、理論上「無意味」だからである。
3|盤外宇宙(Off-Board Universe)
盤外宇宙とは、盤が生成の結果として立ち現れる宇宙である。
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先に生成がある
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盤は仮設されるにすぎない
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駒は固定されず、生成しつつ遷移する
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反則という概念がない
ここでは、
宇宙は盤の外で呼吸している
観測とは、生成が自らを痕跡として区別した結果にすぎない。
4|floc宇宙論の位置
floc宇宙論とは、盤外宇宙論である。
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歪まない(計量を仮定しない)
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多次元化しない(逃走しない)
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限られた駒だけが生成し、遷移する
盤を否定するのではない。
盤を最終形としないだけである。
5|結語
盤上宇宙は、理解のための装置である。
盤外宇宙は、生成そのものの現場である。
宇宙は今日も盤外で呼吸する。
理論は、その呼吸のあとからついて行く。
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EgQE / floc Cosmology
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| Drafted Jan 8, 2026 · Web Jan 8, 2026 |