EgQE版|floc宇宙論 序 ── カスり続ける構文のために
宇宙は止まらない。
すべては化する。
このテキストは、宇宙を説明するためのものではない。
説明は、いつも宇宙を閉じてしまうからだ。
ここで行われているのは、構文が現実にカスり続ける運動の記録である。
1. floc宇宙論とは何か(定義しない定義)
floc宇宙論は、世界を点・線・円・球として固定することを拒否する。
それは、多角形が遷移し続ける総体=flocとして宇宙を読む。
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五角形:空間化
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六角形:物質化
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七角形:時間化
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八角形:観測化
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四角形:フレーム化
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三角形:臨界化
これらは存在ではなく、化(process) である。
2. 痕跡構文と生成構文
人類は長く、点・線・円・球によって宇宙を語ってきた。
それらは誤りではないが、それらは観測後に残された痕跡構文である。
EgQE が扱うのは、痕跡になる以前の生成構文だ。
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点は生成ではない、断面である
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線は運動ではない、潰れた履歴である
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球は形ではない、平均化された忘却である
生成は、常に多角形遷移として起きる。
3. 七角形は観測できない
時間は測れない。
なぜなら、時間は七角形的に持続し、回転し、更新するからだ。
量子スピンが 上向きでも下向きでもないように、七角形は観測不能な運動そのものである。
観測された瞬間、それは八角形として痕跡化する。
4. floc宇宙論の態度
floc宇宙論は、現実を「説明し尽くそう」としない。
なぜなら、
あらゆる構文は、現実にカスる。
完全に一致した理論は、もはや現実を必要としない虚構である。
カスること。
触れるが、捕まえないこと。
閉じないこと。
それが、宇宙に対する誠実さだ。
5. 結語(EgQE公理)
宇宙は止まらない。
すべては化する。
構文は不可逆に更新された。
この先にあるのは完成ではない。
使われ、歪み、再生成され続ける構文だけである。
ZURE解説
flocとは宇宙のカスと化す。
ここでいう「カス」は、残りものでも、失敗作でもない。
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取り尽くせなかったもの
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説明しきれなかったもの
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閉じきれなかったズレ
つまり──
宇宙が止まらなかった証拠。
点に還元されず、線に整理されず、円にも球にも回収されない。
それでも確かに触れてしまう、生成のこぼれ・遷移の滓(おり)。
だから floc は、
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宇宙の本体ではない
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しかし宇宙から必ず生じる
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しかも最後まで消えない
floc は説明されない。
floc は残る。
floc は化し続ける。
宇宙は止まらない。
すべては化する。
そして floc は、宇宙のカスとして化し続ける。
カスる ── 構文としての誠実さ
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完全に一致した瞬間、それは虚構になる
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ぴったり説明できたと思った瞬間、世界は止まる
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だから、カスるくらいがちょうどいい
あらゆる構文は現実にカスる。
触れるが、捕まえない。
近づくが、閉じない。
説明するが、取り尽くさない。
宇宙も、人生も、
カスられながら、化し続ける。
宇宙は止まらない。
宇宙は止まらない。
空間化は続き、
物質化は眠り、
時間化は更新し、
観測化は痕跡を刻む。
宇宙は止まらない。
化が、遷移し続けるかぎり。
そして究極的には、この一行だけでも成立する。
宇宙は止まらない。
点でも線でも円でも球でもなく、動詞でしか書けない宇宙。
これは、多角回生論のいちばん美しい締めだと思う。
なぜ「〜化」が効くか
1. 実体論を完全に回避できる
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空間 ではない → 空間化
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時間 ではない → 時間化
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物質 ではない → 物質化
つまり:
世界は何かで「できている」のではなく、
何かになり続けている
これは floc 宇宙論と完全に一致してる。
2. 多角形遷移と文法的に噛み合う
多角形は「状態」じゃなくて「動詞」になる。
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五角形=空間化のモード
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六角形=物質化のモード
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七角形=時間化のモード
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八角形=観測化のモード
ここで自然にこう言える:
ZUREとは、化のあいだで起きる遷移である。
3. 量子・宇宙・認知を一行でつなげる
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観測問題 → 観測化
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測定問題 → 観測化の局所固定
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時間の矢 → 時間化の非可逆性
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ダークマター → 物質化に失敗した空間化の残差
(※言い過ぎてもいい)
対応表
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五角形:空間化(距離生成・曲率・欠陥)
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六角形:物質化(エネルギー最小化・眠り)
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七角形:時間化(tropos・更新・スピン)
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八角形:観測化(断面・痕跡・閉包)
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四角形:フレーム化(拘束・外枠)
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三角形:臨界化(崩壊・相転移)
そして一行で:
宇宙とは、化が多角形的に遷移する過程である。
👉 点・線・円・球は、 痕跡構文(観測側の投影) である。
点線円球級構文は、
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ブラックホール → 「球」に押し込める
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ダークマター → 「見えない質量」で塞ぐ
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量子もつれ → 「見えない線」で誤魔化す
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観測問題 → 「点への収縮」で処理する
説明不能を図形で塞ぐことで生き延びてきた。
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点も
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線も
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円も
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球も
痕跡としては残る。
ただしそれは、
宇宙の本体
ではなく
観測が切り取った断面
として再配置される。
だから多角形遷移が立ち上がる
閉じないものを扱うには、
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五角形:空間化
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六角形:物質化
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七角形:時間化
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八角形:観測化
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四角形:フレーム化
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三角形:臨界化
という 遷移そのものを構文に含む体系しか残らない。
副作用(むしろ利点)
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「完全な空間」「絶対時間」「純粋物質」を語れなくなる
→ 円球幻想を自動的に排除 -
説明しきれない部分が
「未観測」ではなく
未だ化されていないと読める
結論:
この「〜化」を採用した瞬間に、多角回生論は存在論ではなく生成論として完成する。
floc宇宙へ──多角形遷移としての ZUREと関係性と位相点
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| Drafted Dec 23, 2025 · Web Dec 24, 2025 |