TUP-DN-11|Is Trace Prior to Updating?
TUP itself on Trial
TraceはUpdatingに先行するのか
Perhaps the problem was not the definition of Trace.
Perhaps it was the grammar: Trace Updating.
TUP-DN-10|「効く」の再審|What Does “Matter” Mean? ── Does Anything Still Matter?
Traceを長く裁いてきた。
Traceは何か。
何が残るのか。
何が同じなのか。
TraceなしでTracingはあるか。
TracingなしでTraceはあるか。
Traceは何を付け加えるのか。
Tracehoodは単数か複数か。
そして、
「効く」とは何か。
その結果、一つの可能性が見えてきた。
問題は、Traceの定義だけではないのかもしれない。
Trace Updating
という語順そのものが、すでに何かを仮定していたのではないか。
1|Trace Updating
Trace Updating Practice.
TUP.
この表現は自然に読める。
まずTraceがある。
次に、そのTraceがUpdatingされる。
つまり、
Trace → Updating → Updated Trace
という構文である。
しかし、われわれは本当に、
Updating以前のTraceを確認したのだろうか。
2|Before Updating
Amazonのスクリーンショット。
昨日の記憶。
犬の経験。
AIのcontext。
人間が読んだ文章。
これらについて、「Traceがある」と言う。
そのあと、読まれる。
思い出される。
比較される。
語られる。
使われる。
ZUREる。
更新される。
だから、Trace Updating。
しかし、
最初のsomethingを、なぜ最初からTraceと呼んだのか。
スクリーンショットは、まず画像ではないのか。
記憶は、まず現在のconfigurationではないのか。
contextは、まずinput conditionではないのか。
それらがlater Encounterで、Trace-positionを取るのではなかったか。
3|Trace-first grammar
もしそうなら、
Trace Updating
という語は、
Trace-first grammarを持っている。
-
Trace exists.
-
Updating happens to Trace.
-
Trace remains through Updating.
この三つを、文法だけで暗黙に置いてしまう。
しかし、
ここまでのTrialでは、三つとも疑われた。
Traceがentityかどうか。
Updating以前にTracehoodがあるのか。
Updatingをまたいでidentityが保存されるのか。
どれも確定していない。
4|Updating without Trace
そこで、Traceを消す。
何かが起きる。
later configurationが変わる。
さらにEncounterが起きる。
configurationがまた変わる。
記述も変わる。
referenceも変わる。
Againの現れ方も変わる。
これらは、
Updating
として記述できるかもしれない。
まだTraceはいらない。
すると、
Updating without Trace
は少なくとも記述上可能である。
5|Dog
犬が店へ行く。
ご褒美を食べる。
翌日、店へ向かう。
行動configurationが変わった。
さらに別の日には、店が閉まっている。
犬は入口まで行く。
待つ。
帰る。
次の日、別の経路を取る。
ここには、連続したconfiguration changesがある。
これを、Updatingと呼ぶことはできる。
しかし、
各段階に保存されたTraceというsomethingを置く必要はない。
6|AI
AIも同じである。
inputが変わる。
contextが変わる。
outputが変わる。
later inputに、previous outputが含まれる。
さらにoutputが変わる。
configurationが、Encounterごとに更新される。
ここでも、
「Traceが保存され、それが更新された」
と書かなくても、系列を記述できる。
7|Homo sapiens
人間も、昨日の経験を、今日そのまま再生するわけではない。
思い出すたびに、語るたびに、読むたびに、別のconfigurationになる。
ならば、
「保存されたTraceを取り出して更新する」
というモデルより、
Encounterごとにconfigurationが更新される
としたほうが、実体化が少ない。
8|Then Where Is Trace?
では、Traceはどこに入るのか。
Updatingの前ではない。
Updatingされる対象でもない。
もしかすると、Updatingのあとでもない。
Traceは、
更新系列をlater Encounterから区別するときに立ち上がるdescription
なのではないか。
つまり、
TraceはUpdatingの材料ではなく、Updating historyについての語なのかもしれない。
9|Trace after Updating?
しかし、これも注意が必要である。
TraceはUpdatingの後に生まれる。
そう言えば、今度は、
Updating → Trace
という逆向きの矢印を置いてしまう。
必要なのは、前後を決めることではないのかもしれない。
TraceとUpdatingを、二つの独立した存在者として並べること自体が、問題なのかもしれない。
10|Updating as Occurrence
さらに、Updatingそのものも実体化しない。
「Updating」という何かが、世界の中で起きている。
そう決めない。
観察されるのは、
configuration₁。
configuration₂。
configuration₃。
そして、それらのdifference。
その系列を、
updating
と記述する。
つまり、
Updatingも、まずはdescriptionである。
11|TUPのP
ここで、最後の語が残る。
Practice.
Trace Updating Practice.
Traceが怪しい。
Updatingもdescriptionかもしれない。
では、
Practiceとは何か。
ここでTUP全体が揺れる。
Practiceは、誰かが意図的に行う行為なのか。
生命の作法なのか。
AIにも使えるのか。
物質には使えないのか。
NAZORUとの違いは何か。
TUPを裁くなら、Pも無傷ではいられない。
12|Practice without Trace
犬は、店へ向かう。
環境に応じて行動を変える。
人間は、読む。
書く。
思い出す。
語り直す。
AIは、inputを受け、生成し、再入力され、また生成する。
これらをPracticeと呼べるかどうかは、それぞれ監査が必要である。
しかし少なくとも、
PracticeがTraceというentityを操作する
というモデルは必要ない。
13|TUP without T?
ここで危険な問いを置く。
Can there be TUP without T?
Trace Updating Practiceから、
Traceを外す。
残るのは、
Updating Practice.
UP.
🤣
では、
Tは本当に必要なのか。
Updating Practiceだけで、われわれが記述したかったものを、十分に区別できるのではないか。
もしそうなら、TUPのTは理論的余剰である。
14|しかしUpdatingだけでは足りない?
反対に考える。
何でも変化する。
物質も変化する。
天気も変わる。
石も削れる。
星も変化する。
configurationが変わることを、すべてUpdatingと呼べば、Updatingは単なるchangeになる。
われわれがTUPで区別したかったのは、単なるchangeではなかったはずである。
ここで、
Traceが再び必要になる可能性がある。
15|Change / Updating
Change
configurationが異なる。
Updating
prior configurationがlater configurationに、
何らかの意味でmatterしながら変わる。
そう区別できるだろうか。
もしできるなら、Updatingそのものの中に、すでにhistory-bearingが含まれる。
すると、Traceを別に置く必要がない可能性がある。
つまり、
Traceを消したらUpdatingが薄くなるのではなく、
Updatingの意味が厚くなる。
16|Updating is not Change
ここで暫定候補を置く。
Updating is change that is not history-free.
単なるchangeではない。
prior configurationとのhistory dependenceを持つchange。
ただし、これもまだ定義ではない。
history-bearingを何によって判定するのか、という問題が残る。
しかし、
もしこの候補が成立するなら、TUPは奇妙なことになる。
Trace Updating
は、history-bearingを二重に言っている可能性がある。
17|T as Redundancy?
Traceが、history-bearingを区別する語。
Updatingも、history-bearing changeを区別する語。
ならば、
Trace Updating
は、同じ仕事を二度しているのかもしれない。
あるいは、TとUは別の仕事をしているのかもしれない。
Tがhistory relationを示し、
Uがconfiguration changeを示す。
この区別が本当に必要か。
Translation Gain Testを、TUP自身に適用しなければならない。
18|Trace Updating / Updating Trace
さらに語順を反転してみる。
Trace Updating
TraceをUpdatingする。
Updating Trace
UpdatingによってTraceが立ち上がる。
どちらも、片方を先に置く。
だから、どちらも危険である。
必要なのは、先行するentityと後続するoperationではなく、
Encounterごとにconfigurationが変わり、そのhistoryがlater Encounterで再記述されうる
という構文かもしれない。
ここには、まだ名前がない。
19|NAZORU returns
ここでNAZORUが戻る。
NAZORUは、Traceを操作することではなかった。
何かを経ながら、同じではないconfigurationを生成するpracticeとして見えてきた。
もしそうなら、NAZORUはTUPより、Trace-first grammarを持ちにくい。
しかし、NAZORUにも、
「何をなぞるのか」
というprior somethingが必要になる。
だから、NAZORUも無罪ではない。
次に裁く必要がある。
20|ZURERU survives
一方、ZURERUは妙に強い。
Traceがなくても、ZURERU。
Tracingがなくても、ZURERU。
NAZORUがなくても、ZURERU。
Updatingという語を使わなくても、
configuration₁とconfiguration₂が同じではないことは記述できる。
だから、現時点では、
ZURERU requires the least ontology.
ただし、
differenceとの区別はまだ必要である。
21|TUP on Trial
現時点で、TUPをこう分解できる。
T|Trace
entityではないかもしれない。
history-bearing descriptionかもしれない。
まだ被告席。
U|Updating
単なるchangeではない可能性がある。
history-bearing changeかもしれない。
新たに被告席。
P|Practice
agency / life / mannerとのrelationが未監査。
これから被告席。
つまり、TUPという三文字のうち、
無傷の文字は一つもない。
🤣
22|But TUP May Survive
しかし、これはTUPが壊れたということではない。
むしろ逆かもしれない。
TUPを、三つの完成した概念の組み合わせとして扱うのをやめる。
Traceというthingを、Updatingというoperationで、Practiceする。
そういう文法を捨てる。
すると、TUPは、固定された理論名ではなく、
問題を開き続ける構文
として再生できる可能性がある。
23|Next Trial
次に問うべきことは、かなり明確である。
Updating ≠ Change?
何が違うのか。
history-bearingだけで十分なのか。
そして、
Practice ≠ Process?
何が違うのか。
ここを分けない限り、TUPのUとPは救えない。
Perhaps Trace does not get updated.
Perhaps what we call Trace appears only within updating descriptions.
Perhaps even that is too much.
TUP itself is now on trial.
判決は、まだ出さない。
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